A~Dを,主記憶の実効アクセス時間が短い順に並べたものはどれか。
キャッシュメモリ | 主記憶 | |||
有無 | アクセス時間 (ナノ秒) |
ヒット率 (%) |
アクセス時間 (ナノ秒) |
|
A | なし | ー | ー | 15 |
B | なし | ー | ー | 30 |
C | あり | 20 | 60 | 70 |
D | あり | 10 | 90 | 80 |
- A,B,C,D
- A,D,B,C
- C,D,A,B
- D,C,A,B
解答
イ
解説
A、Bはキャッシュメモリがないため、主記憶へのアクセス時間がそのまま実効アクセス時間になります。(A:15[ナノ秒]、B:30[ナノ秒])
C、Dは、ヒット率の割合はキャッシュメモリのアクセス時間、残る割合は主記憶へのアクセス時間が適用されるため、次のように計算できます。
- Cのケース
20 × 0.6 + 70 × 0.4 = 40[ナノ秒] - Dのケース
10 × 0.9 + 80 × 0.1 = 17[ナノ秒]
よって、主記憶の実効アクセス時間が短い順に並べると、A、D、B、C(イ) になります。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | コンピュータシステム |
中分類 | コンピュータ構成要素 |
小分類 | メモリ |
出題歴
- FE 平成31年度春期 問10