次の流れ図は,2数 A,B の最大公約数を求めるユークリッドの互除法を,引き算の繰返しによって計算するものである。Aが876,Bが204のとき,何回の比較で処理は終了するか。
- 4
- 9
- 10
- 11
解答
エ
解説
A=876、B=204の場合の処理を順に追っていきます。
- 比較処理1回目(L=876、S=204)
L > S のため、L = 876 - 204 = 672 - 〃2回目(L=672、S=204)
L > S のため、L = 672 - 204 = 468 - 〃3回目(L=468、S=204)
L > S のため、L = 468 - 204 = 264 - 〃4回目(L=264、S=204)
L > S のため、L = 264 - 204 = 60 - 〃5回目(L=60、S=204)
L < S のため、S = 204 - 60 = 144 - 〃6回目(L=60、S=144)
L < S のため、S = 144 - 60 = 84 - 〃7回目(L=60、S=84)
L < S のため、S = 84 - 60 = 24 - 〃8回目(L=60、S=24)
L > S のため、L = 60 - 24 = 36 - 〃9回目(L=36、S=24)
L > S のため、L = 36 - 24 = 12 - 〃10回目(L=12、S=24)
L > S のため、L = 24 - 12 = 12 - 〃11回目(L=12、S=12)
L = S のため、A、B、Lを出力して終了
よって、11回(エ)の比較で処理は終了します。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | 基礎理論 |
中分類 | アルゴリズムとプログラミング |
小分類 | アルゴリズム |
出題歴
- FE 平成31年度春期 問7