生体認証システムを導入するときに考慮すべき点として,最も適切なものはどれか。
- 本人のディジタル証明書を,信頼できる第三者機関に発行してもらう。
- 本人を誤って拒否する確率と他人を誤って許可する確率の双方を勘案して装置を調整する。
- マルウェア定義ファイルの更新が頻繁な製品を利用することによって,本人を誤って拒否する確率の低下を防ぐ。
- 容易に推測できないような知識量と本人が覚えられる知識量とのバランスが,認証に必要な知識量の設定として重要となる。
解答
イ
解説
- 本人のディジタル証明書を,信頼できる第三者機関に発行してもらう。
デジタル証明書による認証は、生体認証ではありません。 - 本人を誤って拒否する確率と他人を誤って許可する確率の双方を勘案して装置を調整する。
正しいです。生体認証システムを導入するときに考慮すべき点です。
例えば顔認証では、似ている顔の人(双子など)を誤って認証しないよう精度を高める必要がありますが、一方で多少の化粧や怪我などがあっても本人を認証できるようにする必要もあります。 - マルウェア定義ファイルの更新が頻繁な製品を利用することによって,本人を誤って拒否する確率の低下を防ぐ。
一般的なセキュリティ対策であり、生体認証とは直接関係ありません。 - 容易に推測できないような知識量と本人が覚えられる知識量とのバランスが,認証に必要な知識量の設定として重要となる。
パスワード認証で考慮すべき点です。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | 技術要素 |
中分類 | セキュリティ |
小分類 | 情報セキュリティ |
出題歴
- FE 平成30年度春期 問45