共通鍵暗号方式の特徴はどれか。
- 暗号化通信に使用する場合,鍵を相手と共有する必要があり,事前に平文で送付することが推奨されている。
- 暗号化通信をする相手が1人の場合,使用する鍵の個数は公開鍵暗号方式よりも多い。
- 同じ程度の暗号強度をもつ鍵長を選んだ場合,公開鍵暗号方式と比較して,暗号化や復号に必要な時間が短い。
- 鍵のペアを生成し,一方の鍵で文書を暗号化すると,他方の鍵でだけ復号することができる。
解答
ウ
解説
- 暗号化通信に使用する場合,鍵を相手と共有する必要があり,事前に平文で送付することが推奨されている。
平文で送付すると、秘密にすべき鍵が漏えいするおそれがあるため、推奨されません。 - 暗号化通信をする相手が1人の場合,使用する鍵の個数は公開鍵暗号方式よりも多い。
暗号化通信をする相手が1人であれば、共通鍵は1つあればいいので、公開鍵(1組2つ)よりも少ないです。 - 同じ程度の暗号強度をもつ鍵長を選んだ場合,公開鍵暗号方式と比較して,暗号化や復号に必要な時間が短い。
正しいです。共通鍵暗号方式の特徴です。 - 鍵のペアを生成し,一方の鍵で文書を暗号化すると,他方の鍵でだけ復号することができる。
共通鍵はその名の通り、共通(同じ)鍵であるため、一方の鍵でだけ復号できるということはありません。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | 技術要素 |
中分類 | セキュリティ |
小分類 | 情報セキュリティ |
出題歴
- FE 平成30年度秋期 問38