攻撃者が用意したサーバXのIPアドレスが,A社WebサーバのFQDNに対応するIPアドレスとしてB社DNSキャッシュサーバに記憶された。これによって,意図せずサーバXに誘導されてしまう利用者はどれか。ここで,A社,B社の各従業員は自社のDNSキャッシュサーバを利用して名前解決を行う。
- A社WebサーバにアクセスしようとするA社従業員
- A社WebサーバにアクセスしようとするB社従業員
- B社WebサーバにアクセスしようとするA社従業員
- B社WebサーバにアクセスしようとするB社従業員
解答
イ
解説
「サーバXのIPアドレス,がA社WebサーバのFQDNに対応するIPアドレスとしてB社DNSキャッシュサーバに記憶された」ということは、B社のDNSサーバにA社WebサーバのIPアドレスを問い合わせると、サーバXのIPアドレスが返されるということです。
- A社WebサーバにアクセスしようとするA社従業員
A社従業員は、改ざんされていないA社DNSサーバを利用しますので、意図通りにアクセスできます。 - A社WebサーバにアクセスしようとするB社従業員
意図せずサーバXに誘導されてしまいます。 - B社WebサーバにアクセスしようとするA社従業員
A社従業員は、改ざんされていないA社DNSサーバを利用しますので、意図通りにアクセスできます。 - B社WebサーバにアクセスしようとするB社従業員
B社従業員は、改ざんされているB社DNSサーバを利用しますが、改ざんされているのはA社Webサーバについての情報であるため、B社Webサーバへは意図通りにアクセスできます。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | 技術要素 |
中分類 | セキュリティ |
小分類 | 情報セキュリティ |
出題歴
- FE 令和元年度秋期 問35