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FE 令和元年度秋期 問35

 

 攻撃者が用意したサーバXのIPアドレスが,A社WebサーバのFQDNに対応するIPアドレスとしてB社DNSキャッシュサーバに記憶された。これによって,意図せずサーバXに誘導されてしまう利用者はどれか。ここで,A社,B社の各従業員は自社のDNSキャッシュサーバを利用して名前解決を行う。

  1. A社WebサーバにアクセスしようとするA社従業員
  2. A社WebサーバにアクセスしようとするB社従業員
  3. B社WebサーバにアクセスしようとするA社従業員
  4. B社WebサーバにアクセスしようとするB社従業員

解答・解説

解答

 イ

解説

 「サーバXのIPアドレス,がA社WebサーバのFQDNに対応するIPアドレスとしてB社DNSキャッシュサーバに記憶された」ということは、B社のDNSサーバA社WebサーバのIPアドレスを問い合わせると、サーバXのIPアドレスが返されるということです。

  1. A社WebサーバにアクセスしようとするA社従業員
    A社従業員は、改ざんされていないA社DNSサーバを利用しますので、意図通りにアクセスできます。

  2. A社WebサーバにアクセスしようとするB社従業員
    意図せずサーバXに誘導されてしまいます。

  3. B社WebサーバにアクセスしようとするA社従業員
    A社従業員は、改ざんされていないA社DNSサーバを利用しますので、意図通りにアクセスできます。

  4. B社WebサーバにアクセスしようとするB社従業員
    B社従業員は、改ざんされているB社DNSサーバを利用しますが、改ざんされているのはA社Webサーバについての情報であるため、B社Webサーバへは意図通りにアクセスできます。

参考情報

分野・分類
分野 テクノロジ系
大分類 技術要素
中分類 セキュリティ
小分類 情報セキュリティ
出題歴
  • FE 令和元年度秋期 問35

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