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AP 令和4年度秋期 問43

 

 家庭内で,PCを無線LANルータを介してインターネットに接続するとき,期待できるセキュリティ上の効果の記述のうち,適切なものはどれか。

  1. IPマスカレード機能による,インターネットからの侵入に対する防止効果
  2. PPPoE機能による,経路上の盗聴に対する防止効果
  3. WPA機能による,不正なWebサイトへの接続に対する防止効果
  4. WPS機能による,インターネットからのマルウェア感染に対する防止効果

解答・解説

解答

 ア

解説

  1. IPマスカレード機能による,インターネットからの侵入に対する防止効果
    適切です。
    無線LANルーターは、IPマスカレード機能と呼ばれる、内部ネットワークのIPアドレスを外部ネットワークから見えないように変換する機能を搭載しています。これにより、インターネット上の攻撃者が、内部ネットワークのPCを直接攻撃することができなくなります。

  2. PPPoE機能による,経路上の盗聴に対する防止効果
     PPPoE機能は、インターネット接続時に使用する認証方式です。経路上の盗聴を防ぐ効果はありますが、無線LANルーターの機能ではありません。

  3. WPA機能による,不正なWebサイトへの接続に対する防止効果
    WPA機能は、無線LANの暗号化方式です。不正なWebサイトへの接続を防ぐ効果はありますが、直接的な関係ではありません。

  4. WPS機能による,インターネットからのマルウェア感染に対する防止効果
    WPS機能は、無線LANルーターの接続を簡単に行うための機能です。インターネットからのマルウェア感染を防ぐ効果は期待できません。

参考情報

分野・分類
分野 テクノロジ系
大分類 技術要素
中分類 セキュリティ
小分類 セキュリティ実装技術
出題歴
  • AP 令和4年度秋期 問43
  • AP 平成26年度春期 問43

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