家庭内で,PCを無線LANルータを介してインターネットに接続するとき,期待できるセキュリティ上の効果の記述のうち,適切なものはどれか。
- IPマスカレード機能による,インターネットからの侵入に対する防止効果
- PPPoE機能による,経路上の盗聴に対する防止効果
- WPA機能による,不正なWebサイトへの接続に対する防止効果
- WPS機能による,インターネットからのマルウェア感染に対する防止効果
解答
ア
解説
- IPマスカレード機能による,インターネットからの侵入に対する防止効果
適切です。
無線LANルーターは、IPマスカレード機能と呼ばれる、内部ネットワークのIPアドレスを外部ネットワークから見えないように変換する機能を搭載しています。これにより、インターネット上の攻撃者が、内部ネットワークのPCを直接攻撃することができなくなります。 - PPPoE機能による,経路上の盗聴に対する防止効果
PPPoE機能は、インターネット接続時に使用する認証方式です。経路上の盗聴を防ぐ効果はありますが、無線LANルーターの機能ではありません。 - WPA機能による,不正なWebサイトへの接続に対する防止効果
WPA機能は、無線LANの暗号化方式です。不正なWebサイトへの接続を防ぐ効果はありますが、直接的な関係ではありません。 - WPS機能による,インターネットからのマルウェア感染に対する防止効果
WPS機能は、無線LANルーターの接続を簡単に行うための機能です。インターネットからのマルウェア感染を防ぐ効果は期待できません。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | 技術要素 |
中分類 | セキュリティ |
小分類 | セキュリティ実装技術 |
出題歴
- AP 令和4年度秋期 問43
- AP 平成26年度春期 問43