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専門科目(建設部門) 平成25年度 Ⅲ-28

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 鉄道の軌道に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① 鉄道線路は,それぞれの区間における列車重量・列車速度・輸送量などにより,列車の輸送状態に適した構造・強度に合わせて設計される。

② 鉄道車両では一般に,曲線を通過するときには,車輪のフランジが内軌側,外軌側ともにレールの内側に接触する。その対策として軌間を少し拡大して,車輪がレール上を通過しやすいようにしている。この拡大量をスラックと呼ぶ。

③ 我が国におけるレールの標準長さは25mであるが,現場溶接によって長尺化した200m以上のレールも使用されている。これをロングレールと呼ぶ。

④ レール継ぎ目が減ると乗心地が良くなり,線路保守作業が容易になることから,現場溶接でレール同士をつなぐことがある。これをレール締結と呼び,その装置をレール締結装置と呼ぶ。

⑤ まくらぎの役目は,左右のレールが正しい軌間を保つように保持するとともに,列車荷重を広く道床に分布させることである。

 

解答

      ④

解説

① 鉄道線路は,それぞれの区間における列車重量・列車速度・輸送量などにより,列車の輸送状態に適した構造・強度に合わせて設計される。
適切です。

② 鉄道車両では一般に,曲線を通過するときには,車輪のフランジが内軌側,外軌側ともにレールの内側に接触する。その対策として軌間を少し拡大して,車輪がレール上を通過しやすいようにしている。この拡大量をスラックと呼ぶ。
適切です。

③ 我が国におけるレールの標準長さは25mであるが,現場溶接によって長尺化した200m以上のレールも使用されている。これをロングレールと呼ぶ。
適切です。

④ レール継ぎ目が減ると乗心地が良くなり,線路保守作業が容易になることから,現場溶接でレール同士をつなぐことがある。これをレール締結と呼び,その装置をレール締結装置と呼ぶ。
XXX

⑤ まくらぎの役目は,左右のレールが正しい軌間を保つように保持するとともに,列車荷重を広く道床に分布させることである。
適切です。