トランザクション処理のACID特性に関する記述として,適切なものはどれか。
- 索引を用意することによって,データの検索時の検索速度を高めることができる。
- データの更新時に,一連の処理が全て実行されるか,全く実行されないように制御することによって,原子性を保証することができる。
- データベースの複製を複数のサーバに分散配置することによって,可用性を高めることができる。
- テーブルを正規化することによって,データに矛盾や重複が生じるのを防ぐことができる。
解答
イ
解説
ACID特性は、データベースのトランザクション処理に求められる4つの特性です。
- 原子性(Atomicity)
トランザクション処理全体が成功するか、すべて失敗するかのどちらかになる - 一貫性(Consistency)
トランザクション処理が完了した後、データベースは整合性を保つ - 独立性(Isolation)
トランザクション処理は、他のトランザクション処理の影響を受けない - 永続性(Durability)
トランザクション処理が完了した後、データベースの変更は永続的に保存される
- 索引を用意することによって,データの検索時の検索速度を高めることができる。
インデックス(索引)に関する記述です。 - データの更新時に,一連の処理が全て実行されるか,全く実行されないように制御することによって,原子性を保証することができる。
適切です。
ACID特性の原子性(Atomicity)に関する記述です。 - データベースの複製を複数のサーバに分散配置することによって,可用性を高めることができる。
冗長化に関する記述です。 - テーブルを正規化することによって,データに矛盾や重複が生じるのを防ぐことができる。
正規化に関する記述です。