ディジタル署名における署名鍵の使い方と,ディジタル署名を行う目的のうち,適切なものはどれか。
- 受信者が署名鍵を使って,暗号文を元のメッセージに戻すことができるようにする。
- 送信者が固定文字列を付加したメッセージを署名鍵を使って暗号化することによって,受信者がメッセージの改ざん部位を特定できるようにする。
- 送信者が署名鍵を使って署名を作成し,それをメッセージに付加することによって,受信者が送信者を確認できるようにする。
- 送信者が署名鍵を使ってメッセージを暗号化することによって,メッセージの内容を関係者以外に分からないようにする。
解答
ウ
解説
- 受信者が署名鍵を使って,暗号文を元のメッセージに戻すことができるようにする。
受信者が戻すのは、暗号文ではなくハッシュ値です。
また鍵も署名鍵ではなく復号鍵(検証鍵)です。 - 送信者が固定文字列を付加したメッセージを署名鍵を使って暗号化することによって,受信者がメッセージの改ざん部位を特定できるようにする。
固定文字列を付加したメッセージではなく、データのハッシュ値を暗号化します。 - 送信者が署名鍵を使って署名を作成し,それをメッセージに付加することによって,受信者が送信者を確認できるようにする。
正しいです。 - 送信者が署名鍵を使ってメッセージを暗号化することによって,メッセージの内容を関係者以外に分からないようにする。
メッセージではなく、データのハッシュ値を暗号化します。
なおデジタル署名はメッセージ秘匿のためのものではありません。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | 技術要素 |
中分類 | セキュリティ |
小分類 | 情報セキュリティ |
出題歴
- FE 平成29年度秋期 問40