資格部

資格・検定の試験情報、対策方法、問題解説などをご紹介

衛生管理者 労働生理③

◀︎ 前へ次へ ▶︎️

 体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

⑴ 体温調節中枢は、脳幹の延髄にある。

⑵ 体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みを同調性といい、筋肉と神経系により調整されている。

⑶ 寒冷な環境においては、皮膚の血管が拡張して血流量を増し、皮膚温を上昇させる。

⑷ 計算上、体重70kgの人の体表面から10gの汗が蒸発すると、体温が約1°C下がる。

⑸ 人間は発汗のほかに、常時、呼気や皮膚表面からも水分を蒸発させており、この蒸発のことを不感蒸泄という。

 

 

解答

 ⑸

解説

⑴ 体温調節中枢は、脳幹の延髄にある。
体温調節中枢は【視床下部】にある

⑵ 体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みを同調性といい、筋肉と神経系により調整されている。
体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みを【恒常性】という

⑶ 寒冷な環境においては、皮膚の血管が拡張して血流量を増し、皮膚温を上昇させる。
寒冷な環境下においては、皮膚の血管を【収縮】して血液量を減少させ、体外への放出熱量を減少させる

⑷ 計算上、体重70kgの人の体表面から10gの汗が蒸発すると、体温が約1°C下がる。
体重70kgの人の体表面から【100g】の汗が蒸発すると、体温が約1°C下がる

⑸ 人間は発汗のほかに、常時、呼気や皮膚表面からも水分を蒸発させており、この蒸発のことを不感蒸泄という。