次の1〜5の文は,地球の形状及び位置の基準について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の1〜5の中から選べ。
- 測量法(昭和24年法律第188号)では、地球上の位置は地理学的経緯度及び平均海面からの高さで表すこととされている。
- 測量法に規定する世界測地系では,回転楕円体としてGRS80を採用している。
- 楕円体高とは準拠楕円体から地表までの高さ,ジオイド高とは平均海面から地表までの高さである。
- GNSS観測で直接得られる高さは,楕円体高である。
- ジオイドは,重力の方向と直交しており、地球の形状と大きさに近似した回転楕円体の表面に対して凹凸がある。
解答
3
解説
- ⭕️ 測量法第11条第1項1号
正しいです。(測量の基準)
第十一条 基本測量及び公共測量は、次に掲げる測量の基準に従つて行わなければならない。
一 位置は、地理学的経緯度及び平均海面からの高さで表示する。ただし、場合により、直角座標及び平均海面からの高さ、極座標及び平均海面からの高さ又は地心直交座標で表示することができる。 - ⭕️
正しいです。
GRS80(Geodetic Reference System 1980)は、1979年の国際測地学・地球物理学連合(IUGG)総会で採択された地球の形状や物理的な定数を定めた標準モデルのことです。 - ❌
楕円体高とは、測量の基準となる準拠楕円体(GRS80など)の表面から地表までの高さのことです。
ジオイド高とは、準拠楕円体(GRS80)からジオイド面までの高さ(距離)のことです。
なお、平均海面から地表までの高さは標高です。 - ⭕️
正しいです。
GNSS(Global Navigation Satellite System:全地球航法衛星システム)観測とは、人工衛星から発信される電波を受信して、地上の位置(座標)を求める測量方法のことです。 - ⭕️
正しいです。
ジオイドとは、地球の重力の等しい面をつなぎ合わせた、平均海面と一致する仮想的な面のことです。地球の本当の形を物理的に定義したもので、標高(海抜)を測る際の高さ0mの基準となります。