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測量士補 R1-2

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 次のa~eの文は,公共測量における測量作業機関の対応について述べたものである。明らかに間違っているものだけの組合せはどれか。次の中から選べ。

  1. 気象庁から高温注意情報が発表されていたので,現地作業ではこまめな水分補給を心がけながら作業を続けた。
  2. 現地作業の前に,その作業に伴う危険に関する情報を担当者で話し合って共有する危険予知活動(KY活動)を行い,安全に対する意識を高めた。
  3. 測量計画機関から貸与された測量成果を,他の測量計画機関から受注した作業においても有効活用するため,社内で適切に保存した。
  4. 基準点測量を実施の際,観測の支障となる樹木があったが,現地作業を早く終えるため,所有者の承諾を得ずに伐採した。現地作業終了後,速やかに所有者に連絡した。
  5. E市が発注する基準点測量において,E市の公園内に新点を設置することになった。利用者が安全に公園を利用できるように,新点を地下に設置した。
  1. a,b
  2. a,c
  3. b,e
  4. c,d
  5. d,e

解答・解説

解答

 4

解説

  1. ⭕️ 作業規程の準則10条
    高温注意情報(現在の「熱中症警戒アラート」など)が出ている際に、水分補給や休憩を取りながら安全を最優先に作業することは、作業機関として適切な対応です。
    (安全の確保)
    第10条 作業機関は、特に現地での測量作業において、作業者の安全の確保について適切な措置を講じなければならない。
     
  2. ⭕️ 作業規程の準則10条
    危険予知活動(KY活動)は、現場の事故を防ぐための基本的な安全管理手法です。作業前にチームで危険箇所を共有することは極めて重要です。
    (安全の確保)
    第10条 作業機関は、特に現地での測量作業において、作業者の安全の確保について適切な措置を講じなければならない。
     
  3. ❌ 作業規程の準則4条
    測量計画機関(発注者)から貸与された成果品は、その業務のためだけに提供されたものです。別の機関から受注した業務に無断で転用・保存することは契約違反および守秘義務違反にあたります。
    (関係法令等の遵守等)
    第4条 計画機関、作業機関及び作業者は、作業の実施に当たり、財産権、労働、安全、交通、土地利用規制、環境保全、個人情報の保護等に関する法令を遵守し、かつ、これらに関する社会的慣行を尊重しなければならない。
     
  4. ❌ 測量法16条(39条で読替準用)
    樹木の伐採には「あらかじめ」所有者の承諾を得る必要があります。作業スピードを優先して事後報告にすることは法律違反であり、許されません。
    (障害物の除去)
    第十六条 国土地理院の長又はその命を受けた者若しくは委任を受けた者は、基本測量を実施するためにやむを得ない必要があるときは、あらかじめ所有者又は占有者の承諾を得て、障害となる植物又はかき、さく等を伐除することができる。
     
  5. ⭕️ 作業規程の準則4条
    公園内などの公共施設において、歩行者のつまづき防止や景観維持、標識の保護を目的に、地表に露出させない「地下埋設(マンホール等による保護)」を選択することは、公共測量の設置方法として適切です。
    (関係法令等の遵守等)
    第4条 計画機関、作業機関及び作業者は、作業の実施に当たり、財産権、労働、安全、交通、土地利用規制、環境保全、個人情報の保護等に関する法令を遵守し、かつ、これらに関する社会的慣行を尊重しなければならない。
     

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