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中小企業経営・政策 令和2年度 第23問

 

 次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。

 小規模事業者経営発達支援融資制度は、①一定の要件を満たす小規模事業者が、②事業の持続的発展のための取り組みに必要な資金について低利で融資を受けることができる制度である。

(設問 1 )
 文中の下線部①に関する記述として、最も不適切なものはどれか

  1. 一定期間内に労働生産性を一定程度向上させるため、先端設備等を導入する計画を策定すること。
  2. 経営者及び従業員の知識、技能、管理能力の向上を図る研修に参加するなど人材の確保・育成に努めていること。
  3. 経営発達支援計画の認定を受けた商工会・商工会議所から、売上の増加や収益の改善、持続的な経営のための事業計画策定に当たり助言とフォローアップを受けること。
  4. 地域経済の活性化のために、一定の雇用効果が認められること。

(設問 2 )
 文中の下線部②に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 対象資金は「設備資金」であり、「運転資金」は含まれない。貸付限度は 3,600万円である。
  2. 対象資金は「設備資金」であり、「運転資金」は含まれない。貸付限度は 7,200万円である。
  3. 対象資金は「設備資金及びそれに付随する運転資金」であり、貸付限度は3,600 万円である。
  4. 対象資金は「設備資金及びそれに付随する運転資金」であり、貸付限度は7,200 万円である。

解答・解説

解答

 1:ア 2:エ

解説

設問1
  1. 一定期間内に労働生産性を一定程度向上させるため、先端設備等を導入する計画を策定すること。
    不適切です。

  2. 経営者及び従業員の知識、技能、管理能力の向上を図る研修に参加するなど人材の確保・育成に努めていること。
    適切です。

  3. 経営発達支援計画の認定を受けた商工会・商工会議所から、売上の増加や収益の改善、持続的な経営のための事業計画策定に当たり助言とフォローアップを受けること。
    適切です。

  4. 地域経済の活性化のために、一定の雇用効果が認められること。
    適切です。

設問2
  1. 対象資金は「設備資金」であり、「運転資金」は含まれない。貸付限度は 3,600万円である。
    不適切です。

  2. 対象資金は「設備資金」であり、「運転資金」は含まれない。貸付限度は 7,200万円である。
    不適切です。

  3. 対象資金は「設備資金及びそれに付随する運転資金」であり、貸付限度は3,600 万円である。
    不適切です。

  4. 対象資金は「設備資金及びそれに付随する運転資金」であり、貸付限度は7,200 万円である。
    適切です。

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