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中小企業経営・政策 令和2年度 第14問

 

 次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。

 「①中小企業基本法」第三条の基本理念において、小規模企業は「地域の特色を生かした事業活動を行い、就業の機会を提供するなどして地域における経済の安定並びに   に寄与するとともに、創造的な事業活動を行い、新たな産業を創出するなどして将来における我が国の経済及び社会の発展に寄与するという重要な意義を有する」と規定されている。
 それを踏まえ、第八条では、②「小規模企業」に対する中小企業施策の方針が具体的に示されている。

(設問 1 )
 文中の下線部①に基づく、「小規模企業者」の範囲に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a 常時使用する従業員数が 20 人のパン製造業(資本金 1 千万円)は、小規模企業者に該当する。

b 常時使用する従業員数が 10 人の広告代理業(資本金 5 百万円)は、小規模企業者に該当する。

c 常時使用する従業員数が 8 人の野菜卸売業(資本金 1 百万円)は、小規模企業者に該当する。

 

〔解答群〕

  1. a:正  b:正  c:誤
  2. a:正  b:誤  c:誤
  3. a:誤  b:正  c:正
  4. a:誤  b:誤  c:正

(設問 2 )
 文中の空欄に入る語句として、最も適切なものはどれか。

  1. 活力ある経済と豊かな国民生活
  2. 雇用基盤の維持及び国民の豊かな生活基盤の形成
  3. 地域住民の生活の向上及び交流の促進
  4. 挑戦と創意工夫の積み重ねによる社会の変革

(設問 3 )文中の下線部②に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

  1. 経営の発達及び改善に努めるとともに、金融、税制、情報の提供その他の事項について必要な考慮を払うこと。
  2. 生産性の格差の是正並びに自己資本の充実を図ること。
  3. 地域の多様な主体との連携の推進によって、地域における多様な需要に応じた事業活動の活性化を図ること。
  4. 着実な成長発展を実現するための適切な支援を受けられるよう必要な環境の整備を図ること。

解答・解説

解答

 1:イ 2:ウ 3:イ

解説

設問1
  1. 常時使用する従業員数が 20 人のパン製造業(資本金 1 千万円)は、小規模企業者に該当する。
    正しいです。

  2. 常時使用する従業員数が 10 人の広告代理業(資本金 5 百万円)は、小規模企業者に該当する。
    誤りです。

  3. 常時使用する従業員数が 8 人の野菜卸売業(資本金 1 百万円)は、小規模企業者に該当する。
    誤りです。

設問2
  1. 活力ある経済と豊かな国民生活
    不適切です。

  2. 雇用基盤の維持及び国民の豊かな生活基盤の形成
    不適切です。

  3. 地域住民の生活の向上及び交流の促進
    適切です。

  4. 挑戦と創意工夫の積み重ねによる社会の変革
    不適切です。

設問3
  1. 経営の発達及び改善に努めるとともに、金融、税制、情報の提供その他の事項について必要な考慮を払うこと。
    不適切です。

  2. 生産性の格差の是正並びに自己資本の充実を図ること。
    適切です。

  3. 地域の多様な主体との連携の推進によって、地域における多様な需要に応じた事業活動の活性化を図ること。
    不適切です。

  4. 着実な成長発展を実現するための適切な支援を受けられるよう必要な環境の整備を図ること。
    不適切です。

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