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中小企業経営・政策 令和2年度 第12問

 

 次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。

 経済産業省「企業活動基本調査」に基づき、1997 年度から 2016 年度の期間について、中小企業の海外展開状況を見ると、中小企業の直接輸出企業割合の推移は、 A 傾向にある。
 また、中小企業の業種別輸出額の推移を見ると、製造業は B 傾向、非製造業は C 傾向にある。また、海外子会社を保有する企業割合の推移を見ると、海外子会社を保有する中小企業の割合は増加傾向にある。
 なお、経済産業省「企業活動基本調査」は、従業者数 50 人以上かつ資本金又は出資金 3,000 万円以上の法人企業を調査対象としている。

(設問 1 )
 文中の空欄A~Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

  1. A:減少  B:減少  C:減少
  2. A:減少  B:増加  C:減少
  3. A:減少  B:増加  C:増加
  4. A:増加  B:増加  C:減少
  5. A:増加  B:増加  C:増加

(設問 2 )
 文中の下線部について、経済産業省「海外事業活動基本調査」に基づき、2000年から 2017 年の期間について、中小企業の海外子会社の国・地域構成割合の推移を見た場合の記述として、最も適切なものはどれか。
 なお、ここでは各年に設立された海外子会社の国・地域の構成の推移を見るものとし、「海外子会社」とは、子会社と孫会社を総称したものをいう。「子会社」とは、日本側出資比率の合計が 10 %以上の外国法人をいう。また、孫会社とは、日本側出資比率の合計が 50 %超の子会社が 50 %超の出資を行っている外国法人、及び日本側親会社の出資と日本側出資比率の合計が 50 %超の子会社出資合計が 50 %超の外国法人をいう。

  1. 2000 年代前半には ASEAN への進出が約 50 %を占め、その後減少傾向にある。
  2. 2000 年代前半には ASEAN への進出が約 50 %を占め、その後増加傾向にある。
  3. 2000 年代前半には中国への進出が約 50 %を占め、その後減少傾向にある。
  4. 2000 年代前半には中国への進出が約 50 %を占め、その後増加傾向にある。

解答・解説

解答

 1:オ 2:ウ

解説

設問1

 適切に穴埋めした文章は次の通りです。

 経済産業省「企業活動基本調査」に基づき、1997 年度から 2016 年度の期間について、中小企業の海外展開状況を見ると、中小企業の直接輸出企業割合の推移は、 増加 傾向にある。
 また、中小企業の業種別輸出額の推移を見ると、製造業は 増加 傾向、非製造業は 増加 傾向にある。また、海外子会社を保有する企業割合の推移を見ると、海外子会社を保有する中小企業の割合は増加傾向にある。

設問2
  1. 2000 年代前半には ASEAN への進出が約 50 %を占め、その後減少傾向にある。
    不適切です。

  2. 2000 年代前半には ASEAN への進出が約 50 %を占め、その後増加傾向にある。
    不適切です。

  3. 2000 年代前半には中国への進出が約 50 %を占め、その後減少傾向にある。
    適切です。

  4. 2000 年代前半には中国への進出が約 50 %を占め、その後増加傾向にある。
    不適切です。

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