ネットワーク技術の進展により、情報システムは 2000 年代より、それまでのクライアント・サーバ型の情報処理からクラウドコンピューティングへと進化した。また 2010 年代半ば以降は、エッジコンピューティングを活用する動きも見られるようになった。
これらの動きに関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
a クラウドコンピューティングは、インターネットなどを介してコンピュータの資源をサービスの形で利用者に提供するコンピューティングの形態である。
b パブリッククラウドと違いプライベートクラウドの場合には、自社の建物内でサーバや回線などの設備を構築・運用する必要がある。
c エッジコンピューティングは、デバイスの近くにコンピュータを配置することによって、回線への負荷を低減させ、リアルタイム性を向上させることができる。
d エッジコンピューティングを導入することによって IaaS の環境を実現できる。
e クラウドコンピューティングとエッジコンピューティングは、併存させることはできない。
〔解答群〕
- aとc
- aとd
- bとd
- bとe
- cとe
解答
ア
解説
- クラウドコンピューティングは、インターネットなどを介してコンピュータの資源をサービスの形で利用者に提供するコンピューティングの形態である。
適切です。 - パブリッククラウドと違いプライベートクラウドの場合には、自社の建物内でサーバや回線などの設備を構築・運用する必要がある。
不適切です。 - エッジコンピューティングは、デバイスの近くにコンピュータを配置することによって、回線への負荷を低減させ、リアルタイム性を向上させることができる。
適切です。 - エッジコンピューティングを導入することによって IaaS の環境を実現できる。
不適切です。 - クラウドコンピューティングとエッジコンピューティングは、併存させることはできない。
不適切です。