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経営法務 令和2年度 第5問

 

 会社法が定める株式会社の合併に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 吸収合併消滅会社の吸収合併による解散は、吸収合併の登記がなされるまでは第三者に対抗することができない。
  2. 吸収合併存続会社は、債権者異議手続が終了していない場合においても、合併契約に定めた効力発生日に、吸収合併消滅会社の権利義務を承継する。
  3. 吸収合併存続会社は、私法上の権利義務のほか、吸収合併消滅会社が有していた行政機関による許認可などの公法上の権利義務についても、その権利義務の種類を問わず、当然に、その全てを吸収合併消滅会社から引き継ぐ。
  4. 吸収合併における合併の対価は、株式に限られ、金銭を対価とすることはできない。

解答・解説

解答

 ア

解説

  1. 吸収合併消滅会社の吸収合併による解散は、吸収合併の登記がなされるまでは第三者に対抗することができない。
    適切です。

  2. 吸収合併存続会社は、債権者異議手続が終了していない場合においても、合併契約に定めた効力発生日に、吸収合併消滅会社の権利義務を承継する。
    不適切です。

  3. 吸収合併存続会社は、私法上の権利義務のほか、吸収合併消滅会社が有していた行政機関による許認可などの公法上の権利義務についても、その権利義務の種類を問わず、当然に、その全てを吸収合併消滅会社から引き継ぐ。
    不適切です。

  4. 吸収合併における合併の対価は、株式に限られ、金銭を対価とすることはできない。
    不適切です。

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