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運営管理 令和3年度 第41問

 

 「中小企業共通 EDI 標準」は、中小企業の生産性をより一層向上させることを目的として、特定非営利活動法人 IT コーディネータ協会から公開されている。この EDI標準の制定に至る経過に関する以下の文章において、空欄A~Dに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 企業間取引のデジタル化は、1985 年の通信自由化を起点として、専用線や ISDNによる A 方式(発注者 1 対受注者 1 の接続方式)が利用された。しかしこの方式では、EDI 利用者が高額な EDI 送受信設備投資を必要としたため、取引量の大きな大企業間取引にしか、普及しなかった。また受注者は顧客ごとに対応する必要があり、いわゆる B 問題が発生した。2000 年頃よりインターネットの普及に伴い、受注者はインターネット接続環境が整った接続可能なパソコンがあれば利用可能な C 方式(発注者 1 対受注者多数の接続方式)が普及し始めた。しかしこの方式は、発注者ごとに固有の仕様が導入され、提供されるデジタル注文データのフォーマットもバラバラであったため、いわゆる D 問題が発生した。

〔解答群〕

  1. A:WEB-EDI B:多画面 C:個別 EDI D:多端末
  2. A:WEB-EDI B:多端末 C:個別 EDI D:多画面
  3. A:個別 EDI B:多画面 C:WEB-EDI D:多端末
  4. A:個別 EDI B:多端末 C:WEB-EDI D:多画面

解答・解説

解答

 エ

解説

 適切に穴埋めした文章は次の通りです。 

 企業間取引のデジタル化は、1985 年の通信自由化を起点として、専用線や ISDNによる 個別 EDI 方式(発注者 1 対受注者 1 の接続方式)が利用された。しかしこの方式では、EDI 利用者が高額な EDI 送受信設備投資を必要としたため、取引量の大きな大企業間取引にしか、普及しなかった。また受注者は顧客ごとに対応する必要があり、いわゆる 多端末 問題が発生した。2000 年頃よりインターネットの普及に伴い、受注者はインターネット接続環境が整った接続可能なパソコンがあれば利用可能な WEB-EDI 方式(発注者 1 対受注者多数の接続方式)が普及し始めた。しかしこの方式は、発注者ごとに固有の仕様が導入され、提供されるデジタル注文データのフォーマットもバラバラであったため、いわゆる 多画面 問題が発生した。

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