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運営管理 令和2年度 第14問

 

 ある工場では、製品Aの加工精度のバラツキを抑制する目的で新設備を導入した。バラツキが抑制できたかどうかを仮説検定により確認するために、新設備を用いて生産した製品 10 個の加工精度を測定した。
 このときに行う仮説検定の手順に関する記述として、最も適切なものはどれか。ただし、従来の設備では、加工精度の分散が 23.5 であった。

  1. 10 個のデータの分散が 23.5 よりも小さいかどうかを調べる。
  2. 検定統計量が F 分布に従うことを利用して検定を行う。
  3. 検定統計量は 10 個のデータから計算される偏差平方和である。
  4. 対立仮説、有意水準、データ数に基づいて、帰無仮説の棄却域を設定する。
  5. 対立仮説を σ² ≒ 23.5 と設定する。

解答・解説

解答

 エ

解説

  1. 10 個のデータの分散が 23.5 よりも小さいかどうかを調べる。
    不適切です。

  2. 検定統計量が F 分布に従うことを利用して検定を行う。
    不適切です。

  3. 検定統計量は 10 個のデータから計算される偏差平方和である。
    不適切です。

  4. 対立仮説、有意水準、データ数に基づいて、帰無仮説の棄却域を設定する。
    適切です。

  5. 対立仮説を σ² ≒ 23.5 と設定する。
    不適切です。

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