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企業経営理論 令和3年度 第14問

 

 組織の参加者が、自分の行為を決定するものとして組織内の伝達を受け入れるかどうかは、その伝達を権威あるものとして受容するかどうかに依存している。C.I.バーナード(C. I. Barnard)が主張した伝達の特徴としての権威に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 権威が受容されるためには、意思決定に当たり、伝達の内容が組織目的と矛盾しないと参加者が信じることが必要である。
  2. 権威は、伝達の内容が参加者の個人的利害に反する場合でも、その命令に従わせる能力を意味する。
  3. 参加者の無関心圏の範囲では、命令は権威あるものとして受容される。
  4. 命令の一元性が確保されていれば、権威は職位によって決まるので、部下は上位の管理職から発せられる命令に従う。
  5. リーダーシップの権威とは、個人の知識や専門能力とは別に、リーダーの地位にその源泉が求められる。

解答・解説

解答

 ア

解説

  1. 権威が受容されるためには、意思決定に当たり、伝達の内容が組織目的と矛盾しないと参加者が信じることが必要である。
    適切です。

  2. 権威は、伝達の内容が参加者の個人的利害に反する場合でも、その命令に従わせる能力を意味する。
    不適切です。

  3. 参加者の無関心圏の範囲では、命令は権威あるものとして受容される。
    不適切です。

  4. 命令の一元性が確保されていれば、権威は職位によって決まるので、部下は上位の管理職から発せられる命令に従う。
    不適切です。

  5. リーダーシップの権威とは、個人の知識や専門能力とは別に、リーダーの地位にその源泉が求められる。
    不適切です。

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