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企業経営理論 令和2年度 第2問

 

 H.I.アンゾフは、経営戦略の考察に当たって、戦略的意思決定、管理的意思決定、業務的意思決定の 3 つのカテゴリーを基軸として、企業における意思決定を論じている。
 それぞれの意思決定に関する記述として、最も適切なものはどれか

  1. 管理的意思決定とは、最大の成果を引き出すための経営資源の組織化に関わる意思決定である。
  2. 企業の多角化戦略は、管理的意思決定における主要な決定事項の 1 つである。
  3. 戦略的意思決定の対象となる問題は、事業活動を通じて生じることから、トップ・マネジメントが意識的に関心を寄せなくても、自ら明らかになる。
  4. 戦略的意思決定は、企業外部の問題よりも、むしろ企業内部の問題と主に関わっている。
  5. 戦略的意思決定は、企業における資源配分を中心としており、固定資産や機械設備など企業内部の資産に対する投資の意思決定と同じである。

解答・解説

解答

 ア

解説

  1. 管理的意思決定とは、最大の成果を引き出すための経営資源の組織化に関わる意思決定である。
    適切です。

  2. 企業の多角化戦略は、管理的意思決定における主要な決定事項の 1 つである。
    不適切です。

  3. 戦略的意思決定の対象となる問題は、事業活動を通じて生じることから、トップ・マネジメントが意識的に関心を寄せなくても、自ら明らかになる。
    不適切です。

  4. 戦略的意思決定は、企業外部の問題よりも、むしろ企業内部の問題と主に関わっている。
    不適切です。

  5. 戦略的意思決定は、企業における資源配分を中心としており、固定資産や機械設備など企業内部の資産に対する投資の意思決定と同じである。
    不適切です。

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