モジリアーニとミラーの理論(MM 理論)に関する記述として、最も適切なものはどれか。ただし、投資家は資本市場において裁定取引を円滑に行うことができ、負債にはリスクがなく、法人税は存在しないと仮定する。
- PER(株価収益率)は、無借金の方が負債で資金調達するよりも小さくなる。
- 企業の最適資本構成は存在し、それによって企業価値も左右される。
- 企業の市場価値は、当該企業の期待収益率でキャッシュフローを資本化することによって得られ、資本構成に影響を与える。
- 投資のための切捨率は、資金調達方法にかかわりなく、一意に決定される。
解答
エ
解説
- PER(株価収益率)は、無借金の方が負債で資金調達するよりも小さくなる。
不適切です。 - 企業の最適資本構成は存在し、それによって企業価値も左右される。
不適切です。 - 企業の市場価値は、当該企業の期待収益率でキャッシュフローを資本化することによって得られ、資本構成に影響を与える。
不適切です。 - 投資のための切捨率は、資金調達方法にかかわりなく、一意に決定される。
適切です。