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財務・会計 令和2年度 第24問

 

 モジリアーニとミラーの理論(MM 理論)に関する記述として、最も適切なものはどれか。ただし、投資家は資本市場において裁定取引を円滑に行うことができ、負債にはリスクがなく、法人税は存在しないと仮定する。

  1. PER(株価収益率)は、無借金の方が負債で資金調達するよりも小さくなる。
  2. 企業の最適資本構成は存在し、それによって企業価値も左右される。
  3. 企業の市場価値は、当該企業の期待収益率でキャッシュフローを資本化することによって得られ、資本構成に影響を与える。
  4. 投資のための切捨率は、資金調達方法にかかわりなく、一意に決定される。

解答・解説

解答

 エ

解説

  1. PER(株価収益率)は、無借金の方が負債で資金調達するよりも小さくなる。
    不適切です。

  2. 企業の最適資本構成は存在し、それによって企業価値も左右される。
    不適切です。

  3. 企業の市場価値は、当該企業の期待収益率でキャッシュフローを資本化することによって得られ、資本構成に影響を与える。
    不適切です。

  4. 投資のための切捨率は、資金調達方法にかかわりなく、一意に決定される。
    適切です。

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