自由貿易協定によって、それまで輸入が禁止されていた果物の輸入が自由化されることになった。下図には、この果物に関する国内市場の需要曲線 D と供給曲線S が描かれている。輸入自由化によって、国内価格が P₀ から国際価格 P₁ になったときの消費者余剰と生産者余剰に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- 自由貿易協定によって、消費者余剰は⑶と⑷の分だけ増加する。
- 自由貿易協定によって、生産者余剰は⑴よりも大きくなり、消費者余剰は⑸よりも大きくなる。
- 自由貿易協定による、生産者から消費者への再分配効果は⑴と⑵である。
- 自由貿易協定による生産者余剰の減少分は⑵である。
- 自由貿易協定による総余剰の増加分は、⑵、⑶を加えたものである。
解答
エ
解説
- 自由貿易協定によって、消費者余剰は⑶と⑷の分だけ増加する。
不適切です。 - 自由貿易協定によって、生産者余剰は⑴よりも大きくなり、消費者余剰は⑸よりも大きくなる。
不適切です。 - 自由貿易協定による、生産者から消費者への再分配効果は⑴と⑵である。
不適切です。 - 自由貿易協定による生産者余剰の減少分は⑵である。
適切です。 - 自由貿易協定による総余剰の増加分は、⑵、⑶を加えたものである。
不適切です。