働くことにより得られる所得と余暇のバランスを考えることは重要である。下図は、家計の所得と余暇の組み合わせについて、予算制約線と無差別曲線を用いて示したものである。賃金の上昇に伴う点 E から点 F への移動に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
〔解答群〕
- 点 E から点 G への変化は、実質所得の増加によって、正常財としての余暇の需要が増加する部分であり、「所得効果」という。
- 点 E から点 G への変化は、賃金の上昇によって、時間の配分が余暇から労働に切り替えられた部分であり、「代替効果」という。
- 点 G から点 F への変化は、実質所得の増加によって、正常財としての余暇の需要が減少する部分であり、「所得効果」という。
- 点 G から点 F への変化は、賃金の上昇によって、時間の配分が労働から余暇に切り替えられた部分であり、「代替効果」という。
解答
イ
解説
- 点 E から点 G への変化は、実質所得の増加によって、正常財としての余暇の需要が増加する部分であり、「所得効果」という。
不適切です。 - 点 E から点 G への変化は、賃金の上昇によって、時間の配分が余暇から労働に切り替えられた部分であり、「代替効果」という。
適切です。 - 点 G から点 F への変化は、実質所得の増加によって、正常財としての余暇の需要が減少する部分であり、「所得効果」という。
不適切です。 - 点 G から点 F への変化は、賃金の上昇によって、時間の配分が労働から余暇に切り替えられた部分であり、「代替効果」という。
不適切です。