下図では、需要曲線 D と供給曲線 S の交点 E に対応する生産量 Q₀ のもとで市場全体の経済余剰が最大化し、資源配分が効率的になる。反対に、Q₀ 以外の生産量では、資源配分は非効率的になる。
この図に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- 生産量が Q₁ のとき、点 E の場合と比べて、消費者余剰が三角形 EFG の分だけ少なくなるので、資源配分は非効率的になる。
- 生産量が Q₁ のとき、点 E の場合と比べて、生産者余剰は四角形 P₁FJP₀ の分だけ多くなるが、総余剰では三角形 EFJ だけ少なくなるので、資源配分は非効率的になる。
- 生産量が Q₂ のとき、点 E の場合と比べて、消費者余剰は四角形 P₀EIP₂ の分だけ多くなるが、総余剰では三角形 EHI だけ少なくなるので、資源配分は非効率的になる。
- 生産量が Q₂ のとき、点 E の場合と比べて、生産者余剰が四角形 P₀EGP₂ の分だけ少なくなるので、資源配分は非効率的になる。
解答
ウ
解説
- 生産量が Q₁ のとき、点 E の場合と比べて、消費者余剰が三角形 EFG の分だけ少なくなるので、資源配分は非効率的になる。
不適切です。 - 生産量が Q₁ のとき、点 E の場合と比べて、生産者余剰は四角形 P₁FJP₀ の分だけ多くなるが、総余剰では三角形 EFJ だけ少なくなるので、資源配分は非効率的になる。
不適切です。 - 生産量が Q₂ のとき、点 E の場合と比べて、消費者余剰は四角形 P₀EIP₂ の分だけ多くなるが、総余剰では三角形 EHI だけ少なくなるので、資源配分は非効率的になる。
適切です。 - 生産量が Q₂ のとき、点 E の場合と比べて、生産者余剰が四角形 P₀EGP₂ の分だけ少なくなるので、資源配分は非効率的になる。
不適切です。