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経済学・経済政策 令和元年度 第20問

 

 規模に関する収穫一定を想定するとき、経済学では、この性質を満たすものとして以下のようなコブ=ダグラス型生産関数をしばしば利用する。この生産関数に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 Y = ANαK1-α

(Y:生産量、N:労働投入量、K:資本投入量、A:技術水準、0 < a < 1、A > 0)

解答群

  1. 1 - α は、労働分配率を意味する。
  2. 資本投入量と労働投入量がいずれも 2 倍になると、生産量も 2 倍になる。
  3. 労働投入量が増加すると、労働と資本の代替の弾力性は逓減する。
  4. 労働の成長率と資本の成長率の和は、「全要素生産性」と呼ばれる。

解答・解説

解答

 イ

解説

  1. 1 - α は、労働分配率を意味する。
    不適切です。

  2. 資本投入量と労働投入量がいずれも 2 倍になると、生産量も 2 倍になる。
    適切です。

  3. 労働投入量が増加すると、労働と資本の代替の弾力性は逓減する。
    不適切です。

  4. 労働の成長率と資本の成長率の和は、「全要素生産性」と呼ばれる。
    不適切です。

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