方針管理に関する次の文章において, 内に入るもっとも適切なものを下欄の選択肢からひとつ選べ。ただし,各選択肢を複数回用いることはない。
① 中長期や短期の経営計画などをもとに設定された経営の方針から,企業組織全体の協力のもと,方向を合わせ, (1) を回しつつ達成していく一連の活動が方針管理である。またこの上位方針を下位方針にブレークダウンし,活動していく一連のプロセスが (2) である。
② 方針は,企業や組織が重点的に取り組み,達成すべき重点課題・目標,また目標を達成するための方策を含めることが一般的である。この方針は,下位に展開していくに従い,内容がより (3) になることが要求される。
③ 達成すべき目標とは,重点課題の解決するための取組みが目指す到達点であり,実施結果については (4) であることが基本である。この目標を設定するにあたっては,達成すべき状態,達成期日,達成度を評価する指標などを明確にしなければならない。目標を設定する際には,上位の目標および関係組織・部署との (5) などを十分に行い,実現の可能性についての検討が必要である。
(1)〜(3)の選択肢
- 重点指向
- 方針展開
- 管理プロセス
- 管理サイクル
- 見える化
- 抽象的
- 具体的
(4)〜(5)の選択肢
- 達成可能
- 推定可能
- 測定可能
- 競争
- 理解
- 調整
解答
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) |
ウ | イ | キ | ウ | カ |
解説
① 中長期や短期の経営計画などをもとに設定された経営の方針から,企業組織全体の協力のもと,方向を合わせ, 管理サイクル を回しつつ達成していく一連の活動が方針管理である。またこの上位方針を下位方針にブレークダウンし,活動していく一連のプロセスが 方針展開 である。
方針管理では,PDCAやSDCAなどの管理サイクルを回します。
また,上位の計画・方針をブレークダウンしていくことを方針展開といいます。
② 方針は,企業や組織が重点的に取り組み,達成すべき重点課題・目標,また目標を達成するための方策を含めることが一般的である。この方針は,下位に展開していくに従い,内容がより 具体的 になることが要求される。
方針展開していくに従い,実際の業務・作業に適用するために,具体的になっていきます。
③ 達成すべき目標とは,重点課題の解決するための取組みが目指す到達点であり,実施結果については 測定可能 であることが基本である。この目標を設定するにあたっては,達成すべき状態,達成期日,達成度を評価する指標などを明確にしなければならない。目標を設定する際には,上位の目標および関係組織・部署との 調整 などを十分に行い,実現の可能性についての検討が必要である。
取組みの結果は,それを評価するために測定可能でなければなりません。
また,目標設定に際しては,関係部署との調整やすり合わせが不可欠です。