QCストーリーに関する次の文章において, 内に入るもっとも適切なものを下欄の選択肢からひとつ選べ。ただし,各選択肢を複数回用いることはない。
① 日常業務で発生する問題や課題を解決する方法として,問題解決型QCストーリーを適用することがある。一般に,問題解決型QCストーリーは,次の手順で実施される。
- (1)
- (2)
- (3)
- 対策の立案
- 対策の実施
- (4)
- (5)
- 反省と今後の対応
② 問題解決型QCストーリーの手順3の (3) では, (6) を用いることにより特性に影響を及ぼしている要因を整理することができる。特性と要因との関係が複雑である場合には,相互関係を明確にするために (7) を利用することも考えられる。抽出した要因が,実際に特性に影響を及ぼしているかについては,二つの変数間の関連を調べるために (8) を利用して確認することも必要である。
(1)〜(5)の選択肢
- 要因の解析
- 効果の確認
- テーマの選定
- 成功シナリオの追究
- 攻め所と目標の設定
- QCストーリーの選定
- 標準化と管理の定着
- 現状の把握と目標の設定
(6)〜(8)の選択肢
- 特性要因図
- 散布図
- ヒストグラム
- パレート図
- 連関図法
- 系統図法
- 親和図法
解答
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) |
ウ | ク | ア | イ | キ |
(6) | (7) | (8) | ||
ア | オ | イ |
解説
① 一般に,問題解決型QCストーリーは,次の手順で実施します。
- テーマの選定
- 現状の把握と目標の設定
- 要因の解析
- 対策の立案
- 対策の実施
- 効果の確認
- 標準化と管理の定着
- 反省と今後の対応
② 問題解決型QCストーリーの手順3の 要因の解析 では, 特性要因図 を用いることにより特性に影響を及ぼしている要因を整理することができる。特性と要因との関係が複雑である場合には,相互関係を明確にするために 連関図法 を利用することも考えられる。抽出した要因が,実際に特性に影響を及ぼしているかについては,二つの変数間の関連を調べるために 散布図 を利用して確認することも必要である。
特性ごとに問題の要因を深堀りするには,フィッシュボーンチャート(魚の骨図)とも呼ばれる特性要因図を用いるのが最適です。
また,連関図法を用いて,複雑な要因の関係を表すこともできます。
二つの変数の関連を調べるには,散布図を用いて相関関係を図示するのが最適です。