改善活動に関する次の文章において, 内に入るもっとも適切なものを下欄の選択肢からひとつ選べ。ただし,各選択肢を複数回用いることはない。
① 改善活動をはじめる際には,実態を調べ,問題の所在を明らかにすることが求められる。そのためには,まず期待する水準を明確にすることが必要である。組織や部署に課せられた方針・目標などの期待水準と (1) とを比較することで取り組むべき問題が明らかになってくる。
② 改善目標を設定する際に注意すべきことは,評価すべき項目(管理特性),その達成すべき目標値および (2) を明確にすることであるり,とりわけ達成すべき目標値は具体的な (3) で示すべきである。目標値は一度に理想の値にすることが困難であれば,より現実的な値にしてもよいが,状況次第ではそれ以上の目標設定が必要な場合もある。その場合には期間を複数に区切り, (4) に目標設定を行いながら最終目標に近づけていく取組み方も現実的である。
③ 改善活動を計画的かつ効率的に,納期どおり完結するためには,解決への手順に沿って日程計画を作成した上で,進捗を管理する必要がある。この日程計画は (5) を用いて明確にすることができる。
選択肢
- 計画
- 段階的
- 達成期限
- 数値
- 現状
- フローチャート
- レーダーチャート
- ガントチャート
解答
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) |
オ | ウ | エ | イ | ク |
解説
① 改善活動をはじめる際には,実態を調べ,問題の所在を明らかにすることが求められる。そのためには,まず期待する水準を明確にすることが必要である。組織や部署に課せられた方針・目標などの期待水準と 現状 とを比較することで取り組むべき問題が明らかになってくる。
目標と比較すべきは,現時点での状況,つまり現状です。
② 改善目標を設定する際に注意すべきことは,評価すべき項目(管理特性),その達成すべき目標値および 達成期限 を明確にすることであるり,とりわけ達成すべき目標値は具体的な 数値 で示すべきである。目標値は一度に理想の値にすることが困難であれば,より現実的な値にしてもよいが,状況次第ではそれ以上の目標設定が必要な場合もある。その場合には期間を複数に区切り, 段階的 に目標設定を行いながら最終目標に近づけていく取組み方も現実的である。
目標値と期限はセットで考える必要があります。また,結果を評価しやすいよう,目標値は定量化(数値化)すべきです。
一度に達成することが困難であれば,段階的な計画を立てることも重要です。
③ 改善活動を計画的かつ効率的に,納期どおり完結するためには,解決への手順に沿って日程計画を作成した上で,進捗を管理する必要がある。この日程計画は ガントチャート を用いて明確にすることができる。
タスクや期限などの日程計画を表すのに適した図は,ガントチャートです。