問題発生時の処置・対応に関する次の文章において, 内に入るもっとも適切なものを下欄の選択肢からひとつ選べ。ただし,各選択肢を複数回用いることはない。
① 対応名: (1)
問題が発生時に最初に行うべきことは, (2) に基づいて故障・不具合内容の実態を事実・データで正確に把握したうえでの,製品と工程に対する処置である。その際,必要ならば出荷の停止・延期や生産停止などの迅速な処置が重要である。
② 対応名: (3)
発生した問題への対策に際しては,故障・不具合を作り込んだ要因と併せて,不具合を見逃した要因について調査・分析する必要がある。その場合,なぜなぜ分析などの手法を活用して,物理面や (4) 面などのさまざまな側面から真の原因を追究し,対策を行うことが重要である。
③ 対応名: (5)
品質保証の観点では,問題が発生する前にそれを予測し,事前に対策を講じることができれば非常に有効である。そのためにはFTAや (6) などの手法を活用し,考えられる故障・不具合の予測,およびそれを除去する方法を検討することが必要である。
(1),(3),(5)の選択肢
- 再発防止
- 未然防止
- 応急処置
- 重点指向
- QCストーリー
- 管理のサイクル
(2),(4),(6)の選択肢
- PDCA
- FMEA
- 親和図法
- 三現主義
- 製品
- 仕組み
解答
(1) | (2) | (3) |
ウ | エ | ア |
(4) | (5) | (6) |
カ | イ | イ |
解説
① 対応名: 応急処置
問題が発生時に最初に行うべきことは, 三現主義 に基づいて故障・障害内容の実態を事実・データで正確に把握したうえでの,製品と工程に対する処置である。その際,必要ならば出荷の停止・延期や生産停止などの迅速な処置が重要である。
問題発生時に,まず行うべき応急処置に関する説明です。
② 対応名: 再発防止
発生した問題への対策に際しては,故障・不具合を作り込んだ要因と併せて,不具合を見逃した要因について調査・分析する必要がある。その場合,なぜなぜ分析などの手法を活用して,物理面や 仕組み 面などのさまざまな側面から真の原因を追究し,対策を行うことが重要である。
再発防止に関する説明です。
③ 対応名: 未然防止
品質保証の観点では,問題が発生する前にそれを予測し,事前に対策を講じることができれば非常に有効である。そのためにはFTAや FMEA などの手法を活用し,考えられる故障・不具合の予測,およびそれを除去する方法を検討することが必要である。
未然防止に関する説明です。