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QC検定3級 QC七つ道具①

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 ある製品について,製造工程の不適合発生状況を確認するために,次の①〜⑤のようなことを行いたい。それぞれに適したQC七つ道具を,下欄の選択肢からひとつ選べ。ただし,各選択肢を複数回用いることはない。

① その製造工程が,統計的管理状態にあるかどうかを確認したい。  (1) 

② その製造工程の品質特性と対応する製造条件のデータから,関連性を視覚化したい。  (2) 

③ その製造工程の品質特性のデータを集め,どの不適合項目がどの程度発生しているのかを記録したい。  (3) 

④ その製造工程の品質特性に関するデータの分布の形状,規格値との関係,不適合の発生状況を視覚的に把握したい。  (4) 

⑤ 不適合品を不適合項目別に層別した結果から,どの不適合項目が多く,どの不適合項目を優先的に処置すべきかを明らかにしたい。  (5) 

 

選択肢
  1. パレート図
  2. 特性要因図
  3. チェックシート
  4. ヒストグラム
  5. 散布図
  6. 管理図
  7. 層別

解答・解説

解答

(1) (2) (3) (4) (5)

解説

① その製造工程が,統計的管理状態にあるかどうかを確認したい。  管理図 
安定的に規格の範囲内で推移しているか(まははしていないか)どうかを確認できる管理図が適しています。

 

② その製造工程の品質特性と対応する製造条件のデータから,関連性を視覚化したい。  散布図 
2つの変数の関係性(相関)を把握できる散布図が適しています。

 

③ その製造工程の品質特性のデータを集め,どの不適合項目がどの程度発生しているのかを記録したい。  チェックシート 
不適合が発生した場合に,対象の不適合項目にチェックをつけていくチェックシートが適しています。

 

④ その製造工程の品質特性に関するデータの分布の形状,規格値との関係,不適合の発生状況を視覚的に把握したい。  ヒストグラム 
どの程度規格値から離れているか,またどの程度分散しているが資格的にわかりやすいヒストグラムが適しています。

 

⑤ 不適合品を不適合項目別に層別した結果から,どの不適合項目が多く,どの不適合項目を優先的に処置すべきかを明らかにしたい。  パレート図 
不適合項目別に数の多いものが一目瞭然となるパレート図が適しています。