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適性科目 令和3年度 Ⅱ-15

   

 リスクアセスメントは,職場の潜在的な危険性又は有害性を見つけ出し,これを除去,低減するための手法である。労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針では,「危険性又は有害性等の調査及びその結果に基づき講ずる措置」の実施,いわゆるリスクアセスメント等の実施が明記されているが,2006年4月1日以降,その実施が労働安全衛生法第28条の2により努力義務化された。なお,化学物質については,2016年6月1日にリスクアセスメントの実施が義務化された。
 リスクアセスメント導入による効果に関する次の(ア)〜(オ)の記述のうち,正しいものは○,間違っているものは〇として,最も適切な組合せはどれか。

  1. 職場のリスクが明確になる
  2. リスクに対する認識を共有できる
  3. 安全対策の合理的な優先順位が決定できる
  4. 残留リスクに対して「リスクの発生要因」の理由が明確になる
  5. 専門家が分析することにより「危険」に対する度合いが明確になる
 

解答・解説

解答

 ③

解説

  1. 職場のリスクが明確になる ⭕️
    適切です。

  2. リスクに対する認識を共有できる ⭕️
    適切です。

  3. 安全対策の合理的な優先順位が決定できる ⭕️
    適切です。

  4. 残留リスクに対して「リスクの発生要因」の理由が明確になる ❌
    明確になるのは,守るべき決め事の理由であるため,不適切です。

  5. 専門家が分析することにより「危険」に対する度合いが明確になる ❌
    専門家の分析ではなく,職場全員の参加のため,不適切です。

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