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適性科目 令和3年度 Ⅱ-5

   

 SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは,2030年の世界の姿を表した目標の集まりであり,貧困に終止符を打ち,地球を保護し,すべての人が平和と豊かさを享受できるようにすることを目指す普遍的な行動を呼びかけている。SDGsは2015年に国連本部で開催された「持続可能な開発サミット」で採択された17の目標と169のターゲットから構成され,それらには「経済に関すること」「社会に関すること」「環境に関すること」などが含まれる。また,SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,我が国も積極的に取り組んでいる。国連で定めるSDGsに関する次の(ア)〜(エ)の記述のうち,正しいものを〇,誤ったものを✕として,最も適切な組合せはどれか。

  1. SDGsは,政府・国連に加えて,企業・自治体・個人など誰もが参加できる枠組みになっており,地球上の誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っている。
  2. SDGsには,法的拘束力があり,処罰の対象となることがある。
  3. SDGsは,深刻化する気候変動や,貧富の格差の広がり,紛争や難民・避難民の増加など,このままでは美しい地球を子・孫・ひ孫の代につないでいけないという危機感から生まれた。
  4. SDGsの達成には,目指すべき社会の姿から振り返って現在すべきことを考える「バックキャスト(Backcast)」ではなく,現状をベースとして実現可能性を踏まえた積み上げを行う「フォーキャスト(Forecast)」の考え方が重要とされている。
 

解答・解説

解答

 ④

解説

  1. SDGsは,政府・国連に加えて,企業・自治体・個人など誰もが参加できる枠組みになっており,地球上の誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っている。 ⭕️
    適切です。

  2. SDGsには,法的拘束力があり,処罰の対象となることがある。 ❌
    SDGsに法的拘束力はないため,不適切です。

  3. SDGsは,深刻化する気候変動や,貧富の格差の広がり,紛争や難民・避難民の増加など,このままでは美しい地球を子・孫・ひ孫の代につないでいけないという危機感から生まれた。 ⭕️
    適切です。

  4. SDGsの達成には,目指すべき社会の姿から振り返って現在すべきことを考える「バックキャスト(Backcast)」ではなく,現状をベースとして実現可能性を踏まえた積み上げを行う「フォーキャスト(Forecast)」の考え方が重要とされている。 ❌
    SDGsではバックキャストの考え方が重要とされているため,不適切です。

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