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適性科目 令和2年度 Ⅱ-15

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 内部告発は,社会や組織にとって有用なものである。すなわち,内部告発により,組織の不祥事が社会に明らかとなって是正されることによって,社会が不利益を受けることを防ぐことができる。また,このような不祥事が社会に明らかになる前に,組織内部における通報を通じて組織が情報を把握すれば,問題が大きくなる前に組織内で不祥事を是正し,組織自らが自発的に不祥事を行ったことを社会に明らかにすることができ,これにより組織の信用を守ることにも繋がる。

 このように,内部告発が社会や組織にとってメリットとなるものなので,不祥事を発見した場合には,積極的に内部告発をすることが望まれる。ただし,告発の方法等については,慎重に検討する必要がある。
 以下に示す(ア)〜(カ)の内部告発をするにあたって,適切なものの数はどれか。

  1. 自分の抗議が正当であることを自ら確信できるように,あらゆる努力を払う。
  2. 「倫理ホットライン」などの組織内手段を活用する。
  3. 同僚の専門職が支持するように働きかける。
  4. 自分の直属の上司に,異議を知らしめることが適当な場合はそうすべきである。
  5. 目前にある問題をどう解決するかについて,積極的に且つ具体的に提言すべきである。
  6. 上司が共感せず冷淡な場合は,他の理解者を探す。

① 6  ② 5  ③ 4  ④ 3  ⑤ 2

解答・解説

解答

 ①

解説

  1. 自分の抗議が正当であることを自ら確信できるように,あらゆる努力を払う。 ⭕️
    適切です。

  2. 「倫理ホットライン」などの組織内手段を活用する。 ⭕️
    適切です。

  3. 同僚の専門職が支持するように働きかける。 ⭕️
    適切です。

  4. 自分の直属の上司に,異議を知らしめることが適当な場合はそうすべきである。 ⭕️
    適切です。

  5. 目前にある問題をどう解決するかについて,積極的に且つ具体的に提言すべきである。 ⭕️
    適切です。

  6. 上司が共感せず冷淡な場合は,他の理解者を探す。 ⭕️
    適切です。