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適性科目 令和2年度 Ⅱ-14

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 先端技術の一つであるバイオテクノロジーにおいて,遺伝子組換え技術の生物や食品への応用研究開発及びその実用化が進んでいる。
 以下の遺伝子組換え技術に関する(ア)〜(工)の記述のうち,正しいものは〇,誤っているものは✕として,最も適切な組合せはどれか。

  1. 遺伝子組換え技術は,その利用により生物に新たな形質を付与することができるため,人類が抱える様々な課題を解決する有効な手段として期待されている。しかし,作出された遺伝子組換え生物等の形質次第では,野生動植物の急激な減少などを引き起こし,生物の多様性に影響を与える可能性が危惧されている。
  2. 遺伝子組換え生物等の使用については,生物の多様性へ悪影響が及ぶことを防ぐため,国際的な枠組みが定められている。日本においても,「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」により,遺伝子組換え生物等を用いる際の規制措置を講じている。
  3. 安全性審査を受けていない遺伝子組換え食品等の製造・輸入・販売は,法令に基づいて禁止されている。
  4. 遺伝子組換え食品等の安全性審査では,組換えDNA技術の応用による新たな有害成分が存在していないかなど,その安全性について,食品安全委員会の意見を聴き,総合的に審査される。
 

解答・解説

解答

 ①

解説

  1. 遺伝子組換え技術は,その利用により生物に新たな形質を付与することができるため,人類が抱える様々な課題を解決する有効な手段として期待されている。しかし,作出された遺伝子組換え生物等の形質次第では,野生動植物の急激な減少などを引き起こし,生物の多様性に影響を与える可能性が危惧されている。 ⭕
    正しいです。

  2. 遺伝子組換え生物等の使用については,生物の多様性へ悪影響が及ぶことを防ぐため,国際的な枠組みが定められている。日本においても,「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」により,遺伝子組換え生物等を用いる際の規制措置を講じている。 ⭕
    正しいです。

  3. 安全性審査を受けていない遺伝子組換え食品等の製造・輸入・販売は,法令に基づいて禁止されている。 ⭕
    正しいです。

  4. 遺伝子組換え食品等の安全性審査では,組換えDNA技術の応用による新たな有害成分が存在していないかなど,その安全性について,食品安全委員会の意見を聴き,総合的に審査される。 ⭕
    正しいです。