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適性科目 令和元年度再試験 Ⅱ-7

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 製造物責任法(PL法)に関する次の(ア)〜(オ)の記述のうち,正しいものの数はどれか。

  1. この法律において「製造物」とは,製造又は加工された動産であるが,不動産のうち,戸建て住宅構造の耐震規準違反については,その重要性から例外的に適用される。
  2. この法律において「欠陥」とは,当該製造物の特性,その通常予見される使用形態,その製造業者等が当該製造物を引き渡した時期その他の当該製造物に係る事情を考慮して,当該製造物が通常有するべき安全性を欠いていることをいう。
  3. この法律で規定する損害賠償の請求権には,消費者保護を優先し,時効はない。
  4. 原子炉の運転等により生じた原子力損害については,「原子力損害の賠償に関する法律」が適用され,この法律の規定は適用されない。
  5. 製造物の欠陥による製造業者等の損害賠償の責任については,この法律の規定によるほか,民法の規定による。

① 1  ② 2  ③ 3  ④ 4  ⑤ 5

解答・解説

解答

 ③

解説

  1. この法律において「製造物」とは,製造又は加工された動産であるが,不動産のうち,戸建て住宅構造の耐震規準違反については,その重要性から例外的に適用される。 ❌
    PL法の対象に不動産は含まれませんので,誤りです。

  2. この法律において「欠陥」とは,当該製造物の特性,その通常予見される使用形態,その製造業者等が当該製造物を引き渡した時期その他の当該製造物に係る事情を考慮して,当該製造物が通常有するべき安全性を欠いていることをいう。 ⭕️
    正しいです。

  3. この法律で規定する損害賠償の請求権には,消費者保護を優先し,時効はない。 ❌
    PL法の損害賠償請求権には時効があるため,誤りです。

  4. 原子炉の運転等により生じた原子力損害については,「原子力損害の賠償に関する法律」が適用され,この法律の規定は適用されない。 ⭕️
    正しいです。

  5. 製造物の欠陥による製造業者等の損害賠償の責任については,この法律の規定によるほか,民法の規定による。 ⭕️
    正しいです。