企業に策定が求められているBusiness Continuity Plan(BCP)に関する次の(ア)〜(工)の記述のうち,誤っているものの数はどれか。
- BCPとは,企業が緊急事態に遭遇した場合において,事業資産の損害を最小限にとどめつつ,中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために,平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法,手段などを取り決めておく計画である。
- BCPの対象は,自然災害のみである。
- わが国では,東日本大震災や相次ぐ自然災害を受け,現在では,大企業,中堅企業ともに,そのほぼ100%がBCPを策定している。
- BCPの策定・運用により,緊急時の対応力は鍛えられるが,平常時にはメリットがない。
① 0 ② 1 ③ 2 ④ 3 ⑤ 4
解答
④
解説
- BCPとは,企業が緊急事態に遭遇した場合において,事業資産の損害を最小限にとどめつつ,中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために,平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法,手段などを取り決めておく計画である。 ⭕️
正しいです。 - BCPの対象は,自然災害のみである。 ❌
事故などの人的災害も対象ですので,誤りです。 - わが国では,東日本大震災や相次ぐ自然災害を受け,現在では,大企業,中堅企業ともに,そのほぼ100%がBCPを策定している。 ❌
大企業で6〜7割,中堅企業で3〜4割りにとどまっていますので,誤りです。 - BCPの策定・運用により,緊急時の対応力は鍛えられるが,平常時にはメリットがない。 ❌
平常時にも応用できる部分はありますので,誤りです。