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適性科目 令和元年度 Ⅱ-13

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 企業に策定が求められているBusiness Continuity Plan(BCP)に関する次の(ア)〜(工)の記述のうち,誤っているものの数はどれか。

  1. BCPとは,企業が緊急事態に遭遇した場合において,事業資産の損害を最小限にとどめつつ,中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために,平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法,手段などを取り決めておく計画である。
  2. BCPの対象は,自然災害のみである。
  3. わが国では,東日本大震災や相次ぐ自然災害を受け,現在では,大企業,中堅企業ともに,そのほぼ100%がBCPを策定している。
  4. BCPの策定・運用により,緊急時の対応力は鍛えられるが,平常時にはメリットがない。

① 0  ② 1  ③ 2  ④ 3  ⑤ 4

解答・解説

解答

 ④

解説

  1. BCPとは,企業が緊急事態に遭遇した場合において,事業資産の損害を最小限にとどめつつ,中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために,平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法,手段などを取り決めておく計画である。 ⭕️
    正しいです。

  2. BCPの対象は,自然災害のみである。 ❌
    事故などの人的災害も対象ですので,誤りです。

  3. わが国では,東日本大震災や相次ぐ自然災害を受け,現在では,大企業,中堅企業ともに,そのほぼ100%がBCPを策定している。 ❌
    大企業で6〜7割,中堅企業で3〜4割りにとどまっていますので,誤りです。

  4. BCPの策定・運用により,緊急時の対応力は鍛えられるが,平常時にはメリットがない。 ❌
    平常時にも応用できる部分はありますので,誤りです。