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適性科目 平成28年度 Ⅱ-11

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 知的財産制度に関する次のア〜エの記述について,正しいものは⭕️,誤っているものは✖️として,最も適切な組合せはどれか。

  1. 知的財産基本法では,知的財産権とは「特許権,実用新案権,育成者権,意匠権,著作権,商標権その他の知的財産に関して法令により定められた権利又は法律上保護される利益に係る権利をいう」とされている。
  2. 特許法によれば,特許を受けるための要件の1つとして同法に定める発明であることが求められる。同法によれば発明とは「自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のものをいう」とされている。
  3. 実用新案法によれば,同法に定める「考案」であることが求められる。同法では考案について「自然法則を利用した技術的思想の創作」と定められており,特許法上の「発明」と異なり高度であることは要求されていない。
  4. 人為的な取り決め,暗号作成方法,計算方法などは特許法上の発明に該当しないから特許を受けることはできないが,プログラムの特許は認められている。この場合でも「自然法則を利用した技術思想の創作」であることが求められ,「プログラムリスト」として特許請求された場合は情報の単なる提示に当たり発明に該当しない。
 
⭕️ ⭕️ ⭕️ ✖️
⭕️ ✖️ ✖️ ⭕️
⭕️ ✖️ ✖️ ✖️
⭕️ ⭕️ ⭕️ ⭕️
✖️ ⭕️ ⭕️ ✖️

解答・解説

解答

 ④

解説

  1. 知的財産基本法では,知的財産権とは「特許権,実用新案権,育成者権,意匠権,著作権,商標権その他の知的財産に関して法令により定められた権利又は法律上保護される利益に係る権利をいう」とされている。 ⭕️
    正しいです。

  2. 特許法によれば,特許を受けるための要件の1つとして同法に定める発明であることが求められる。同法によれば発明とは「自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のものをいう」とされている。 ⭕️
    正しいです。

  3. 実用新案法によれば,同法に定める「考案」であることが求められる。同法では考案について「自然法則を利用した技術的思想の創作」と定められており,特許法上の「発明」と異なり高度であることは要求されていない。 ⭕️
    正しいです。

  4. 人為的な取り決め,暗号作成方法,計算方法などは特許法上の発明に該当しないから特許を受けることはできないが,プログラムの特許は認められている。この場合でも「自然法則を利用した技術思想の創作」であることが求められ,「プログラムリスト」として特許請求された場合は情報の単なる提示に当たり発明に該当しない。 ⭕️
    正しいです。