資格部

資格・検定の試験情報、対策方法、問題解説などをご紹介

適性科目 平成27年度 Ⅱ-11

◀︎ 前へ次へ ▶︎️

 職場におけるセクシャルハラスメント(以下「セクハラ」という。)やパワーハラスメント(以下「パワハラ」という。)は,労働者の個人としての尊厳を不当に傷つけるとともに,労働者の就業環境を悪化させ,能力の発揮を妨げ,また,企業にとっても,職場秩序や業務の遂行を阻害し,社会的評価に影響を与える問題である。
 職場におけるセクハラやパワハラに関する次のア)〜エ)の記述について,正しいものは◯,誤っているものは×として,最も適切な組合せばどれか。

  1. セクハラであるか否かについては,相手から意思表示がある場合に限る。
  2. 職場で,受け止め方によっては不満を感じたりする指示や注意・指導があったとしても,これらが業務の適正な範囲で行われている場合には,パワハラには当たらない。
  3. セクハラの行為者となり得るのは,事業主,上司,同僚に限らず,取引先,顧客,患者及び教育機関における教員・学生等である。
  4. 職場のパワハラにおいて,「職場内の優位性」とは職務上の地位などの「人間関係による優位性」を対象とし,「専門知識による優位性」は含まれない。
 
× × ×
×
× ×
× ×

解答・解説

解答

 ⑤

解説

  1. セクハラであるか否かについては,相手から意思表示がある場合に限る。 ❌
    被害者の主観によって判断されるため,不適切です。

  2. 職場で,受け止め方によっては不満を感じたりする指示や注意・指導があったとしても,これらが業務の適正な範囲で行われている場合には,パワハラには当たらない。 ⭕️
    適切です。

  3. セクハラの行為者となり得るのは,事業主,上司,同僚に限らず,取引先,顧客,患者及び教育機関における教員・学生等である。 ⭕️
    適切です。

  4. 職場のパワハラにおいて,「職場内の優位性」とは職務上の地位などの「人間関係による優位性」を対象とし,「専門知識による優位性」は含まれない。 ❌
    職務上の地位以外の各優位性も含まれるため,不適切です。