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適性科目 平成27年度 Ⅱ-4

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 技術者倫理と法との関わりに関する次のア)〜エ)の記述について,正しいものは◯,誤っているものは×として,最も適切な組合せはどれか。

  1. 技術者倫理では,法を守ることは当然のこととされているが,技術者は,それに加えて,法の網の目をくぐってコストを削減することも考えなければならない。それによって安全性を犠牲にすることになったとしても,法には反しておらず,問題はない。
  2. 社内で法令違反があるときには,発覚して公になることは社のダメージになるので,「やったことより見つかることの方が問題である」という考えを社内で共有し,今後の再発防止に努めることが肝要である。
  3. 法を守るのは当然のことであるが,技術者のような専門家,専門的知識を持つ者には,それに加えて高い倫理観が必要であるとされる。たとえ法による規制がない場合でも,公衆に対する危険を察知したならば,それに対応する責務が技術者にはある。
  4. 法を守るのは当然のことであるが,法の専門家などによく相談することも大切である。そして法に不合理な点があると信じれば積極的に法の改定について意見を述べていく気概が求められる。
 
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解答・解説

解答

 ③

解説

  1. 技術者倫理では,法を守ることは当然のこととされているが,技術者は,それに加えて,法の網の目をくぐってコストを削減することも考えなければならない。それによって安全性を犠牲にすることになったとしても,法には反しておらず,問題はない。 ❌
    法の網をくぐって〜という行為は,不適切です。

  2. 社内で法令違反があるときには,発覚して公になることは社のダメージになるので,「やったことより見つかることの方が問題である」という考えを社内で共有し,今後の再発防止に努めることが肝要である。 ❌<
    見つかることが問題とする考え方は,不適切です。

  3. 法を守るのは当然のことであるが,技術者のような専門家,専門的知識を持つ者には,それに加えて高い倫理観が必要であるとされる。たとえ法による規制がない場合でも,公衆に対する危険を察知したならば,それに対応する責務が技術者にはある。 ⭕️
    適切です。

  4. 法を守るのは当然のことであるが,法の専門家などによく相談することも大切である。そして法に不合理な点があると信じれば積極的に法の改定について意見を述べていく気概が求められる。 ⭕️
    適切です。