技術士や技術者の継続的な資質向上のための取組をCPD(Continuing Professional Development)と呼ぶが,次に掲げる「技術士CPDガイドライン第2版(平成26年4月公益社団法人日本技術士会発行)」において, に入る語句の組合せとして最も適切なものはどれか。
■技術CPDの基本
技術業務は,新たな知見や技術を取り入れ,常に高い水準とすべきである。また,継続的に技術能力を開発し,これが証明されることは,技術者の能力証明としても意義があることである。
ア は,技術士個人の専門家としての業務に関して有する知識及び技術の水準を向上させ,資質の向上に資するものである。
従って,何が ア となるかは,個人の能力レベルや置かれている イ によって異なる。
ア の実施の ウ については,自己の責任において,資質の向上に寄与したと判断できるものを ア の対象とし,その実施結果を ウ し,その証しとなるものを保存しておく必要がある。また,実施した ア の内容の問い合わせに対しては, ウ とともに証拠となるものを提示し,技術士本人の責任において説明ができるようにしておくことが重要である。
〈中略〉
技術士が エ している業務,教職や資格指導としての講義など,それ自体は ア とはいえない。しかし,業務で実施した「専門家としての能力の向上」に資する調査研究活動等は, ア 活動であるといえる。
ア | イ | ウ | エ | |
① | 自己研鑽 | 環境 | 記録 | 専門的に従事 |
② | 自己学習 | 環境 | 掲載 | 日頃従事 |
③ | 自己学習 | 立場 | 記録 | 専門的に従事 |
④ | 自己研鑽 | 環境 | 掲載 | 日頃従事 |
⑤ | 自己研鑽 | 立場 | 記録 | 日頃従事 |
解答
⑤
解説
技術士CPDガイドライン第2版の知識を問う問題です。適切に穴埋めした文章は次の通りです。
■技術CPDの基本
技術業務は,新たな知見や技術を取り入れ,常に高い水準とすべきである。また,継続的に技術能力を開発し,これが証明されることは,技術者の能力証明としても意義があることである。
自己研鑽 は,技術士個人の専門家としての業務に関して有する知識及び技術の水準を向上させ,資質の向上に資するものである。
従って,何が 自己研鑽 となるかは,個人の能力レベルや置かれている 立場 によって異なる。
自己研鑽 の実施の 記録 については,自己の責任において,資質の向上に寄与したと判断できるものを 自己研鑽 の対象とし,その実施結果を 記録 し,その証しとなるものを保存しておく必要がある。また,実施した 自己研鑽 の内容の問い合わせに対しては, 記録 とともに証拠となるものを提示し,技術士本人の責任において説明ができるようにしておくことが重要である。
〈中略〉
技術士が 日頃従事 している業務,教職や資格指導としての講義など,それ自体は 自己研鑽 とはいえない。しかし,業務で実施した「専門家としての能力の向上」に資する調査研究活動等は, 自己研鑽 活動であるといえる。