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基礎科目 平成28年度 Ⅰ-5-2

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 生物多様性の保全に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① 生物多様性に悪影響を及ぼすおそれのある遺伝子組換え生物等の移送,取り扱い。利用の手続き等について,国際的な枠組みに関する議定書が採択されている。

② 生物多様性条約は,1992年にリオデジャネイロで開催された国連環境開発会議において署名のため開放され,所定の要件を満たしたことから,翌年,発効した。

③ 生物多様性条約の目的は,生物の多様性の保全,その構成要素の持続可能な利用及び遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分を実現することである。

④ 移入種(外来種)は在来の生物種や生態系に様々な影響を及ぼし,なかには在来種の絶滅を招くような重大な影響を与えるものもある。

⑤ 移入種問題は,生物多様性の保全上,最も重要な課題の1つとされているが,我が国では動物愛護の観点から,移入種の駆除の対策は禁止されている。

 

 

解答

 ⑤

解説

① 生物多様性に悪影響を及ぼすおそれのある遺伝子組換え生物等の移送,取り扱い。利用の手続き等について,国際的な枠組みに関する議定書が採択されている。
適切です。

② 生物多様性条約は,1992年にリオデジャネイロで開催された国連環境開発会議において署名のため開放され,所定の要件を満たしたことから,翌年,発効した。
適切です。

③ 生物多様性条約の目的は,生物の多様性の保全,その構成要素の持続可能な利用及び遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分を実現することである。
適切です。

④ 移入種(外来種)は在来の生物種や生態系に様々な影響を及ぼし,なかには在来種の絶滅を招くような重大な影響を与えるものもある。
適切です。

⑤ 移入種問題は,生物多様性の保全上,最も重要な課題の1つとされているが,我が国では動物愛護の観点から,移入種の駆除の対策は禁止されている。
外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)などにより,必要に応じて駆除することが認められています。

参考情報

過去の出題

 なし

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