インターネットのセキュリティと暗号化に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
① 公開鍵暗号方式では,公開鍵だけが必要である。
② 公開鍵基盤における公開鍵の所有者を保証する方法の1つとして,認証局を利用するものがある。
③ スマートフォンはウイルスに感染しないので,インターネットへのアクセスは安全である。
④ デジタル署名では,メッセージに対するダイジェストを公開鍵で暗号化することで,メッセージの改ざんを検出できる。
⑤ 無線LANの利用において,WEP(Wired Equivalent Privacy)方式を用いた暗号化によって完全に盗聴を防ぐことができる。
解答
②
解説
① 公開鍵暗号方式では,公開鍵だけが必要である。
秘密鍵も必要なため,不適切です。
② 公開鍵基盤における公開鍵の所有者を保証する方法の1つとして,認証局を利用するものがある。
適切です。
③ スマートフォンはウイルスに感染しないので,インターネットへのアクセスは安全である。
スマートフォンを標的とするウィルスも存在するため,不適切です。
④ デジタル署名では,メッセージに対するダイジェストを公開鍵で暗号化することで,メッセージの改ざんを検出できる。
デジタル署名は秘密鍵で暗号化するため,不適切です。
⑤ 無線LANの利用において,WEP(Wired Equivalent Privacy)方式を用いた暗号化によって完全に盗聴を防ぐことができる。
WEPは脆弱性が発見されているため,不適切です。
(そもそも,完全なセキュリティなどというものは存在しません。)
参考情報
過去の出題
- 平成21年度 Ⅰ-2-2
オンラインテキスト
(作成中)