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基礎科目 平成27年度 Ⅰ-2-1

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 コンピュータで数値計算を実施する場合に,誤差が生じることがある。いま,0.01をコンピュータ内部で表現した値を100回足したところ答えが1にはならなかった。プログラム自体に誤りは無いとすると,1にならなかった原因の誤差として最も適切なものはどれか。なお,コンピュータ内部では数値を2進数で扱っており,0.01は2進数では循環小数で表現するものとする。

① 桁落ち

② 情報落ち

③ オーバーフロー

④ アンダーフロー

⑤ 丸め誤差

 

 

解答

 ⑤

解説

① 桁落ち
値が近い数値の減算時などに,有効数字桁数が小さくなる現象ですので,不適切です。

② 情報落ち
極端に差異がある数値の加減算時に,小さい数が無視される現象ですので,不適切です。

③ オーバーフロー
演算結果が扱える桁を上回る際に誤差が生じる現象ですので,不適切です。

④ アンダーフロー
演算結果が扱える桁を下回る際に誤差が生じる現象ですので,不適切です。

⑤ 丸め誤差
適切です。

 

参考情報

過去の出題

 なし

オンラインテキスト

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