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基礎科目 平成25年度 Ⅰ-4-1

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 次のアンモニア合成反応の熱化学方程式に関する記述として,最も適切なものはどれか。

  N2(g) + 3H2(g) = 2NH3(g) + 92kJ

 ただし,(g)は気体を意味する。

① できるだけ高温及び高圧での反応により,アンモニア生成率は向上する。

② できるだけ低温及び高圧での反応により,アンモニア生成率は向上する。

③ できるだけ高温及び低圧での反応により,アンモニア生成率は向上する。

④ できるだけ低温及び低圧での反応により,アンモニア生成率は向上する。

⑤ 反応温度及び反応圧力を変化させてもアンモニア生成率に変化はない。

 

 

解答

 ②

解説

 平衡移動の原理(ルシャトリエの原理)により,温度を高くすると発熱しないように,圧力を上げると気体分子数が減るように移動します。

 与式の右辺は発熱かつ分子数が少なくなるので,低温および高圧で反応によりに生成率が向上します。

① できるだけ高温及び高圧での反応により,アンモニア生成率は向上する。
低温の方が生成率が向上します。

② できるだけ低温及び高圧での反応により,アンモニア生成率は向上する。
適切です。

③ できるだけ高温及び低圧での反応により,アンモニア生成率は向上する。
低温及び高圧の方が生成率が向上します。

④ できるだけ低温及び低圧での反応により,アンモニア生成率は向上する。
高圧の方が生成率が向上します。

⑤ 反応温度及び反応圧力を変化させてもアンモニア生成率に変化はない。
低温及び高圧の方が生成率が向上します。

参考情報

過去の出題
  • 平成18年度 Ⅰ-4-2
オンラインテキスト

(作成中)