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専門科目(建設部門) 平成29年度 Ⅲ-29

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 舗装の性能指標の設定上の留意点に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① 舗装の性能指標は,原則として車道及び側帯の舗装の新設,改築及び大規模な修繕の場合に設定する。

② 舗装の性能指標及びその値は,道路の存する地域の地質及び気象の状況,交通の状況,沿道の土地利用状況等を勘案して,舗装が置かれている状況ごとに,監理技術者が設定する。

③ 疲労破壊輪数,塑性変形輪数及び平たん性は必須の舗装の性能指標であるので,路肩全体やバス停などを除き必ず設定する。

④ 雨水を道路の路面下に円滑に浸透させることができる構造とする場合には,舗装の性能指標として浸透水量を設定する。

⑤ 舗装の性能指標の値は施工直後の値とするが,施工直後の値だけでは性能の確認が不十分である場合には,必要に応じ,供用後一定期間を経た時点での値を設定する。

解答・解説

解答

      ②

解説

① 舗装の性能指標は,原則として車道及び側帯の舗装の新設,改築及び大規模な修繕の場合に設定する。
適切です。

② 舗装の性能指標及びその値は,道路の存する地域の地質及び気象の状況,交通の状況,沿道の土地利用状況等を勘案して,舗装が置かれている状況ごとに,監理技術者が設定する。
舗装の性能指標は,予め定められており,監理技術者が設定するものではありません。

③ 疲労破壊輪数,塑性変形輪数及び平たん性は必須の舗装の性能指標であるので,路肩全体やバス停などを除き必ず設定する。
適切です。

④ 雨水を道路の路面下に円滑に浸透させることができる構造とする場合には,舗装の性能指標として浸透水量を設定する。
適切です。

⑤ 舗装の性能指標の値は施工直後の値とするが,施工直後の値だけでは性能の確認が不十分である場合には,必要に応じ,供用後一定期間を経た時点での値を設定する。
適切です。