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専門科目(建設部門) 平成28年度 Ⅲ-33

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 開削工事における土留め工に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① 自立式土留め工は,比較的良質な地盤で浅い掘削工事に適する。

② 切ばり式土留め工は,現場の状況に応じて支保工の数,配置等の変更が可能であるが,機械掘削や躯体構築時等に支保工が障害となりやすい。

③ グラウンドアンカー式土留め工は,偏土圧が作用する場合や掘削面積が広い場合には適さない。

④ 控え杭タイロッド式土留め工は,土留め壁周辺に控え杭やタイロッドを設置するための用地が必要となる。

⑤ 補強土式土留め工は,深い開削工事では合理的な設計とならないことが多く,比較的浅い掘削工事に用いられる。

 

解答

      ③

解説

① 自立式土留め工は,比較的良質な地盤で浅い掘削工事に適する。
適切です。

② 切ばり式土留め工は,現場の状況に応じて支保工の数,配置等の変更が可能であるが,機械掘削や躯体構築時等に支保工が障害となりやすい。
適切です。

③ グラウンドアンカー式土留め工は,偏土圧が作用する場合や掘削面積が広い場合には適さない。
グラウンドアンカー式土留め工は,偏土圧が作用する場合や掘削面積が広い場合に適しています

④ 控え杭タイロッド式土留め工は,土留め壁周辺に控え杭やタイロッドを設置するための用地が必要となる。
適切です。

⑤ 補強土式土留め工は,深い開削工事では合理的な設計とならないことが多く,比較的浅い掘削工事に用いられる。
適切です。