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専門科目(建設部門) 平成28年度 Ⅲ-27

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 火力発電所の冷却水取水に深層取水方式を採用した場合の効果に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① 夏季に低温の深層水を取水することにより,プラントの熱効率向上が期待できる。

② 汚染度の低い良質の冷却水を取水できる。

③ 海底付近を浮遊する塵芥,漂流物の取水口への流入を阻止できる。

④ 放水口から放水される温排水の取水口への再循環を抑制できる。

⑤ 外海に面した海域では,取水路内への波浪侵入を低減でき,冷却水ポンプの安定した運転が保たれる。

 

解答

      ③

解説

① 夏季に低温の深層水を取水することにより,プラントの熱効率向上が期待できる。
適切です。

② 汚染度の低い良質の冷却水を取水できる。
適切です。

③ 海底付近を浮遊する塵芥,漂流物の取水口への流入を阻止できる。
深層取水方式では,その構造上,海底付近を浮遊する塵芥,漂流物が取水口に流入します。

④ 放水口から放水される温排水の取水口への再循環を抑制できる。
適切です。

⑤ 外海に面した海域では,取水路内への波浪侵入を低減でき,冷却水ポンプの安定した運転が保たれる。
適切です。