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専門科目(建設部門) 平成28年度 Ⅲ-22

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 河川計画に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① 国土交通大臣は,河川整備基本方針を定めようとするときは,あらかじめ,社会資本整備審議会の意見を聴かなければならない。

② 河川管理者は,河川整備基本方針に沿って,計画的に河川の整備を実施すべき区間について,河川整備計画を定めておかなければならない。

③ 基本高水の検討に用いる対象降雨は計画基準点ごとに,降雨量降雨量の時間分布及び降雨量の地域分布の3要素で表すものとする。

④ 堤防は堤防高以下の水位の流水の通常の作用に対して安全な構造を持つものとして整備されるが,計画高水流量を超える超過洪水が発生する可能性はあるので,特に必要な区間については高規格堤防の整備を計画する。

⑤ 正常流量は流水の正常な機能を維持するために必要な流量で,年間を通じて確保されるべき流量であるが,必要に応じ,維持流量及び水利流量の年間の変動を考慮して期間区分を行い,その区分に応じて設定する。

 

解答

      ④

解説

① 国土交通大臣は,河川整備基本方針を定めようとするときは,あらかじめ,社会資本整備審議会の意見を聴かなければならない。
適切です。

② 河川管理者は,河川整備基本方針に沿って,計画的に河川の整備を実施すべき区間について,河川整備計画を定めておかなければならない。
適切です。

③ 基本高水の検討に用いる対象降雨は計画基準点ごとに,降雨量降雨量の時間分布及び降雨量の地域分布の3要素で表すものとする。
適切です。

④ 堤防は堤防高以下の水位の流水の通常の作用に対して安全な構造を持つものとして整備されるが,計画高水流量を超える超過洪水が発生する可能性はあるので,特に必要な区間については高規格堤防の整備を計画する。
堤防は堤防高以下の水位の…ではなく,堤防は計画高水位以下の水位の…が適切です。

⑤ 正常流量は流水の正常な機能を維持するために必要な流量で,年間を通じて確保されるべき流量であるが,必要に応じ,維持流量及び水利流量の年間の変動を考慮して期間区分を行い,その区分に応じて設定する。
適切です。