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専門科目(建設部門) 平成28年度 Ⅲ-16

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 都市計画制度における区域区分に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① 区域区分を定めるか否かは,都道府県が地域の実情を踏まえて,都市計画区域マスタプランの中で判断する仕組みとなっている。

② 区域区分を定めた場合には,都市計画区域は,市街化区域と市街化調整区域のいずれかに含まれる。

③ 市街化区域は,すでに市街地を形成している区域及びおおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域とする。

④ 優先的かつ計画的に市街化を図る市街化区域には,原則として,溢水,湛水,津波高潮等による災害の発生のおそれのある土地の区域は含めない。

⑤ 市街化区域については,用途地域を都市計画に定める必要はないが,少なくとも道路公園及び下水道は定める。

 

解答

      ⑤

解説

① 区域区分を定めるか否かは,都道府県が地域の実情を踏まえて,都市計画区域マスタプランの中で判断する仕組みとなっている。
適切です。

② 区域区分を定めた場合には,都市計画区域は,市街化区域と市街化調整区域のいずれかに含まれる。
適切です。

③ 市街化区域は,すでに市街地を形成している区域及びおおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域とする。
適切です。

④ 優先的かつ計画的に市街化を図る市街化区域には,原則として,溢水,湛水,津波高潮等による災害の発生のおそれのある土地の区域は含めない。
適切です。

⑤ 市街化区域については,用途地域を都市計画に定める必要はないが,少なくとも道路公園及び下水道は定める。
市街化区域については,用途地域を都市計画に定める必要があります。
用途地域を定めないのは,市街化調整区域です。